スーパーガチガチ体の軟体化計画(03)

とにかく、固いものが柔らかくなったこと、
痛みしか感じなかったことが、快感へと変わったこと、
これは夢のような現実でした。

『元気一板』が新世界に連れ出してくれたと言っても過言ではないと思います。

「さて、次なるステップに進まなきゃ・・・」
ココロも前向きに変わってきました。

「そうだ、もしかすると前屈が出来るようになるかもしれない。。。」と思った瞬間、
「これは無謀かなぁ~・・・」とも思いました。

でも、やってみる価値を感じ、トライすることにしました。

ガチガチすぎて、具体的な目標値設定には迷いましたが、
結局、その目標を

「手の指先が、つま先に着くこと」

に設定しました。

柔らかい人からは「冗談でしょ?」って笑われそうな目標ですが、
私にとっては、真面目で壮大な目標値なのです。

「さぁて、やるぞぉ~」と、いきなり、
両足を伸ばして両手をつま先の方に伸ばしてみましたが、
現実はまったく遥か彼方にありました。

今回は道具もないし、どうやったら道が拓けるのだろうか?

こんな努力をしていても実現性の怪しさを感じました。

こんな時はステップ・バイ・ステップでやるのが一番と改心し、
両手両足を止め、片足片手でトライすることにしました。
一方の足は「く」の字に折り、ストレッチする足を伸ばし、
その足側の手を伸ばしてみました。

膝裏が痛くて痛くてたまりませんでした。
しかも、つま先までにはまだまだ到達しそうにはありませんでした。

でも『元気一板』でのことを思い出しました。
「筋肉は痛みに慣れていくものなんだ」と。

つま先は遠いながらも、手を伸ばした時の膝裏の痛みを我慢し続けました。

このようなストレッチを週一ペースで二ヶ月ぐらい続けたところ、
夢のような現実が訪れてくれたのです。

そう、手の指先とつま先が触れるようになったんです。

継続的な努力で筋肉は柔らかくなることを改めて確信した瞬間でした。